差し出した心臓

これがわたしですと差し出したものは、命そのものでした
誰かを想って涙を落としたり
悔しさや、または嬉しさで全身が支配されていたり
流れる雲の合間に光をみたり
それらの集合体の総称してわたしですと
心臓を差し出してみました

小さく小さく震える心臓よ
そこは確かに命がはびこりそれは簡単に止まってしまうから
守るために身体があって心が充満しています

わたしよわたしを守れ
そして心よあの人も守れ




こそこそ復活です
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メモメモ
文芸社　絵本大賞
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