ちいさな悲しみたち
2011 / 12 / 29
コンパス
自分を軸にぐるりと回り世界の小ささに線引きする
囲めないものが多すぎる
ぼくはなんてちっぽけなのだと実感するには
あまりにも悲しい円だった
***
悲しみの丘
僕らは一人だった
誰かの目を見て自分の言葉を吐き出している時も
他人の体温に包まれている時も
僕らはいつも、一人であった
一人の寂しさ、それらを誤魔化すように
誰かに寄りかかって
丘の上にいるような感覚に陥って
それでも僕らは一人以上になることはできない
***
全世界の孤独
想いだけが積み重なって壁のようにそびえ立つ
でもそれは雪の壁のように溶けることはなく
ただ高さだけが増して行く
僕はここに取り残される
自分を軸にぐるりと回り世界の小ささに線引きする
囲めないものが多すぎる
ぼくはなんてちっぽけなのだと実感するには
あまりにも悲しい円だった
***
悲しみの丘
僕らは一人だった
誰かの目を見て自分の言葉を吐き出している時も
他人の体温に包まれている時も
僕らはいつも、一人であった
一人の寂しさ、それらを誤魔化すように
誰かに寄りかかって
丘の上にいるような感覚に陥って
それでも僕らは一人以上になることはできない
***
全世界の孤独
想いだけが積み重なって壁のようにそびえ立つ
でもそれは雪の壁のように溶けることはなく
ただ高さだけが増して行く
僕はここに取り残される
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